音石 高志

専門家の目で工場の生産性向上をアドバイス

 



                        縫製研究

2007年度入社

私は縫製機器ユニットのカスタマーサポート部に属する縫製研究所で、お客様である縫製工場の生産性を向上させるコンサルティングを行っています。具体的な業務は、①工場診断 ②生産管理セミナー ③プラント設計業務 です。

 

工場診断というのはお客様の工場へ行き、ラインの現状を調査してそこから問題点を見つけ改善し、生産性を上げるというものです。プラント設計とは、たとえばワイシャツを作っている工場がジーンズも作りたいといった場合、そのためにはどんな設備が必要なのか、どういったミシン、デバイス、アタッチメントが何台必要なのか、またそれをどのように並べれば効率が良いかを提案します。生産管理セミナーはその名の通りで、お客様の問題点を見つけ、それを改善するための手法をレクチャーするというものです。お客さまの顔を見ながら様々な提案ができるのが醍醐味ですね。

 

工場診断のゴールは生産性/効率性を上げることですが、そこに至るプロセスは部署の人がそれぞれ異なる見解を持っているため、担当するスタッフによってアプローチが変わることがあります。しかし、1人だけのアイデアを具現化させることはまずありません。診断後、会社に戻ってからみんなで擦り合わせをし、自分だったらこうするとか、ここはこうしたほうが良いのではとか、さまざまな意見を出し合いディスカッションをします。

 

その上で会社を代表して、最適な案を提示します。提案が受け入れられ、実際に稼働をした工場でJUKI商品が使われ、工場の課題が解決されたのを目の前で見られるのは、コンサルティング部門をもつメーカーならではの感動です。
 

海外という言葉の響きだけに憧れてはだめ

 

大学はシステム工学系の学科で、人間の作業に関することや生産について勉強をしてきたので、人間工学やユニバーサルデザインといった、人と機械が関わるような会社で働きたいと思っていました。そして教授から話を聞いたり自分で調べていくうちに、JUKIの縫製コンサルタントという職種なら自分の専門を生かした仕事ができることを知り、この会社で働きたいと思うようになりました。

 

晴れて就職できてからは、海外出張もあるということが単純にうれしかったですね。それまでは一度も海外に行ったことがなかったんです。初めての海外がカンボジアの工場でしたから、色々強烈でした(笑)。

 

私の仕事で海外に行くというのは海外の工場に行くということです。必然的に行き先は新興国である東南アジアや南アジアが中心なので、「海外」という響きに華やかなイメージだけを抱いていると、かなりカルチャーショックを受けると思います。仕事のことだけでなく、食事や水、インフラ面でも心身ともに苦労することもあるので、その辺は勘違いしないほうがいいよと学生さんには伝えたいですね。
 

自分の成長していく姿がイメージできる会社

 

現在、ミシンをネットワーク環境に接続してさまざまな縫製データを収集し、改善に役立てるためのシステムがあります。このシステムが完成するまでの業務としては、縫製研究所と開発の橋渡し役や、お客様の要望整理や海外スタッフの教育など対応しなければならないことが多数ありました。まだまだ導入している工場は少ないですが、今後は導入工場を増やすためのアプローチを考えていくことが必要と考えています。 

 

おそらく私の部署だけでなくJUKI全般に言えることだと思いますが、専門知識がない状態で入社しても研修制度が整っているし、先輩方は丁寧に教えてくれるし、成長していくためのステップをちゃんと考えてくれていると感じます。たとえば私の場合、最初の1年間は国内の縫製工場での研修でデータの取り方や報告書の書き方などを学びました。翌年からは海外出張をする先輩に一緒に同行して、海外のお客様の工場を訪問することで実業務を学びました。3年目からはひとりで海外に行くようになり、自分からも意見を出し発信する力もついてきたと感じます。そして4年目になると新しいことにも関わらせてもらえる機会が増えました。

 

このように、自分が成長していく未来が想像しやすい、思い描きやすいというのはいいことだと思います。やる気にもつながりますし、目標も立てやすい。私も入社時と今では任される仕事の内容や立場が変わりましたが、常に新鮮な気持ちで仕事に取り組めるという点は、入社以来ずっと変わっていません。

 

 

 

(2013年10月) 

 

 

 

 JUKIの仕事

↑ このページの先頭へ