中澤 彰博

販売会社と本社をつなぐ架け橋の役目

 

重机(中国)投資有限公司  駐在  

営業管理 

2008年度入社 

 

 

入社後、最初に配属されたのは、JUKI本社の物流管理部貿易業務課でした。ここではヨーロッパ向け製品の船積みの手配を担当し、海外取引を行う際に必要な貿易の基礎知識を、日々の実務から得ることができました。 次に物流管理部受注管理課に配属され、ヨーロッパ向け製品並びにトルコの代理店の注文、引合い管理を担当しました。また、生産から倉庫に入るまでの流れをサポートし、JUKIにおける供給連鎖管理、いわゆるサプライチェーン・マネジメントを学びました。 その後、営業部営業推進課に配属され、ポーランドにある販売会社、JUKI CENTRAL EUROPE Z.O.Oの窓口業務担当として販売支援や注文、引合い管理のほか、週次で行われる営業会議資料の作成をしていました。 

 

2012年10月からは、重机(中国)投資有限公司に駐在して物流部門の管理業務をしています。重机(中国)投資有限公司は、中国におけるJUKIミシンの販売会社で、JUKI本社からミシンを仕入れ、そこから中国各地域のお客様に販売をしています。本社からの仕入、お客様への発送がスムーズに流れるようにすることが、ここでの私の役割です。

 

販売会社と本社をつなぐ架け橋として、現地のスタッフ、日本にいるスタッフ、双方の業務について、どうすればよりよい方向にもっていけるかを考えながら仕事を行うように心掛けています。

 

現在の業務を円滑に行うためには貿易業務の知識が不可欠なため、配属されるとそのための研修があります。けれど私の場合、それまでの部署で必要な知識がすでに身に付いていました。振り返ってみれば、恵まれた順序で進んで来ることができ、運がよかったと思います。

世界情勢が売り上げに関わるから新聞購読も習慣に

 

もともと私は海外の会社とやりとりするような部署で働きたいとか、まして海外で働きたいと強く願っていたわけではありませんでした。JUKIが海外とのやりとりが多い会社だということは入社前から知っていたものの、自分自身の業務については「営業をやってみたい」程度の漠然としたイメージだけを抱いて入社したのです。

 

グローバルな環境で働きたいと強い意志を持っている人もいる中で、私がこういった機会を与えられたことは贅沢なことだったのかもしれません。以前本社でヨーロッパの販社の窓口担当をしていた時のことですが、販社から毎週送られてくる販売見通しを見て、興味深く思ったことは、その書面の内容が世界情勢と深く関わっているという点でした。 たとえばイタリアの代理店向けの売り上げが下がった理由が、「銀行からお金を借りられない」ということがありました。イタリアの国債問題があって、現地の銀行が貸し渋りをしていたのです。また、アフリカの民主化の騒乱なども、そのまま書類の数字に顕著に表れました。

 

私個人の日々の暮らしにヨーロッパやアフリカの国内情勢が直接的な影響を与えているという意識はありませんが、こうして仕事となると「世界はつながっている」と改めて思います。そのせいもあり、学生時代は読む習慣のなかった新聞も、今では経済面、国際面までじっくり目を通すようになりました。

 

一方、難しい点といえば、自分だけの都合で仕事ができないという点でしょうか。これは今の部署に限ったことではないかもしれませんが、やはり国民性の違いで業務への取り組み方も異なります。私としては1日か2日でたやすく終わると思っていた仕事が、相手が何の予告もなく長い休暇を取っていて何週間も保留になってしまったり、たった1通のメールの問い合わせになかなか返信が来なかったりということも珍しくありません。しかも時差がありますから、どうしてもテンポよいやりとりが難しくなります。 けれど、日本の仕事のスタイルを相手に押し付けたところで何の解決にもなりません。回答がなければ問い合わせの言い回しを変えたり、1本電話を入れたり、あるいは私以外の人からプッシュしてもらったりと、こちらから歩み寄ったり工夫することも必要です。
 

職場の変更により、新たな刺激とやりがいを得る

 

学生時代から、自分が興味を持ったことに対しては積極的に学びたいという思いがあります。就職してから興味を持って勉強したもののひとつとして、ディベートが挙げられます。

 

ひとつのテーマに対して調べ、自分の考えをまとめ、それを説得力のある言葉で発表することは本当に勉強になりました。自分の考えを整理して発表するという技術だけでなく、さまざまな価値観を認めるという意識も培うことができました。 仕事と直結していることとしては、最近は金融に非常に興味があるので、今後は国際金融について学びたいと思っています。

 

職場環境の変化で、慣れないことも多く試行錯誤の日々が続きましたが、新しいことを覚えるのは大変であると同時に刺激を受け楽しいもの。前向きな姿勢で、新たな業務に挑戦していきたいと思っています。  
 

 

(2013年12月) 

 

 

 

 JUKIの仕事

↑ このページの先頭へ